5日目の起床。
とりあえずパンを食べながら徐々に目を覚ます。
この時間に動き出す人はいないので、音をたてないように
静かにツェルトを畳む。
そそくさとテン場から双六小屋の方に移動し(人はいない)、
そこで改めて荷物整理をしていざ出発!
双六小屋からはすぐに樅沢岳への急登となる。
しばらく登って、ふと後ろを振りえると…
なに、この神秘的な光景…..
ほんと綺麗でしばらくぼーっと眺めてしまった。
しかもこの光景をみてるのは双六小屋にあれだけの人がいた中で自分だけという。
なんと贅沢な….
幸先がとてもよい。。足取りも気持ち軽くなった。
双六小屋~槍ヶ岳山荘
樅沢岳から西鎌尾根を通って槍ヶ岳に向かうルートを歩くのは2回目である。
なのである程度ルートは頭に入っており、深夜&ガスで視界は悪かったが問題無く進んでいった。
ガスはかなり濃かったので、千丈乗越までは淡々と歩いていただけだった。
当然だが、この時間帯ですれ違う人はいない。
徐々に夜が明ける。
今までは暗やみで隠れていた槍ヶ岳の姿が徐々に見えてくる。
あー、こんな感じだったなぁなどと前回の事を考えながらも登り続ける。
気づけば槍ヶ岳山頂直下に到着!
スタート時間は30分遅れていたが、ほぼオンタイムで到着できた。
山頂は渋滞があれば行くつもりはなかったが、見た感じ数人登ってるくらいだったので行くことにした。ご来光も山頂で拝もう。
山頂にいる方にお願いして写真撮影!
やっぱりここからの景色は最高〜。
さて一旦、おりて槍ヶ岳山荘へ。
さすが人気の山荘。小屋の中は早朝でも賑わっていた。
※前回はスルーしてるので入るのは今回が初めて。
なんか食べれるのかな〜?とみると、どうやらカップラーメンが食べられるっぽい。
ということで注文。。
緑と赤を両方w
いやー、やっぱり暖かいものを食べると力がでてきますね。ほんと。
槍ヶ岳山荘〜横尾山荘
カロリー補給をしたところで、いざ穂高方面へ
南岳辺りから風が強く、視界も悪くなってきた。
というのも明日、大型台風の予報がでていた。
その影響が出てきているなと感じた。まずは先を進む。
とにかく風が強く慎重に進んでいきました。
大キレットも視界は悪かったが問題無く通過できた。
北穂高小屋のすぐに山頂。
初めてきたのでテンションはあがるが、いかんせん視界が悪いので
景色はイマイチである。
ここからは涸沢ヒュッテに向けて一気に降りていく。
涸沢も1度は訪れてみたかった場所で今回これて良かった。
涸沢ヒュッテに到着!
すぐにカレーライスを注文して、ランチタイム。
しかし初めてきたけど、施設が充実している。
人気なのも納得できるね。
またテン泊メインで訪れたいなと思った。
しばらく休憩からギアを入れ直していざ横尾方面へ
と、しばらく歩いていると見知った人を発見!
やっぱりこういう場所で見知った人に会えるのは嬉しい!
ということで、話ながら一緒に横尾山荘まで。
横尾山荘〜常念小屋
横尾山荘からはまた登り返しである。
登りながら思ったのだけれど、淡々と登っていくのは嫌いじゃないなぁ〜と
標高2600mまで登ると稜線上を歩いて行く。
ただ、こっからが長かった。(気持ち的に)
ガスで先が見えないのもあったが
常念岳に着いたか?と思うと違うということが数回続いたw
そろそろ疲れも見えてきたよってところでやっと常念岳山頂に到着!
やっとだよ、やっと。
さーて、はやく常念小屋に行こうとそそくさと移動。
常念小屋
常念小屋のテン場はほとんど人がいなかった。
やはり明日来る台風が影響しているようだった。
テン場を申込みをして、ご飯食べられるか聞くとなんと夕食にまだ間に合うというので、まよわず注文。
夕食の時間までは、テン場にツェルトを設営し、明日の荷物準備。
こんなしっかりしたご飯食べられるとは思わなかったので嬉しい誤算。
小屋泊している人と軽く話ながら、明日の天候状況も確認。
正直、予報ではあまり良くない。特に午後は荒れそうである。
迷った末、明日出発時の天候を見た上でそのまま行くか、ここで下山するか判断することにした。
夜になればなるほど、風が強くなって行く中、眠りについた。
5日目の工程
双六小屋→槍ヶ岳→南岳→大キレット→北穂高岳→蝶槍→常念岳→常念小屋
距離:25.2km
獲得標高:↑3,260m/↓3,369m