オール・カインズ・オブ・ピープル~ラヴ・バート・バカラック~プロデュースド・バイ・ジム・オルーク ジム・オルーク AWDR |
[曲目]
1.Close To You 「遙かなる影」 (vocal: Haruomi Hosono / 細野晴臣)
2.Always Something There To Remind Me 「オールウェイズ・サムシング・ゼア・トゥ・リマインド・ミー」 (vocal: Thurston Moore / サーストン・ムーア)
3.Anonymous Phone Call 「アノニマス・フォーン・コール」 (vocal: Etsuko Yakushimaru / やくしまるえつこ)
4.After The Fox 「アフター・ザ・フォックス」 (vocal: Akira Sakata / 坂田明 & Masaya Nakahara / 中原昌也)
5.You’ll Never Get To Heaven 「ユーウィル・ネバー・ゲット・トゥ・ヘブン」 (vocal: Yoichi Aoyama / 青山陽一)
6.Do You Know The Way To San Jose 「サン・ホセへの道」 (vocal: Kahimi Karie / カヒミカリィ)
7.Don’t Make Me Over 「ドント・メイク・ミー・オーヴァー」 (vocal: Chu Kosaka / 小坂忠)
8.Raindrops Keep Falling On My Head 「雨にぬれても」 (vocal: Mitsuko Koike / 小池光子)
9.Say A Little Prayer For Me 「セイ・ア・リトル・プレイヤー」 (vocal: Yoshimi / ヨシミ)
10.Planes Boats And Trains 「プレーンズ・ボーツ・アンド・トレインズ」(汽車と船と飛行機) (vocal: Jim O’Rourke / ジム・オルーク)
11.Walk On By 「ウォーク・オン・バイ」 (vocal: Donna Taylor / ドナ・テイラー)
-内容紹介-
天才Burt Bacharachが創造した音楽宇宙をアヴァン・ポップスの異端児Jim O’Rourkeが東京/USのミュージシャン達と解き明かす。
Jim O’Rourkeと11人のヴォーカリストとの巨大ジグソー・プロジェクト。2つの類まれな才能が生み出すサウンドとは?今、まさに歴史的瞬間が訪れようとしている。-Amazon.co.jp–
オタク系スーパー・クリエイター,ジム・オルーク・プロデュースのバート・バカラック集…って聴く前から胸騒ぎが止まらない感じだが,聴いてみると胸騒ぎがだんだん胸の震えに変わっていく。カヒミ・カリィ,細野晴臣,小池光子といったこれまた個性全開のボーカリストたちを最良の形でバカラック・サウンドに溶け込ませる手腕はやはりただ者ではない。バカラックに恋するオタクもまた素敵ではないか。(Swing Journal 2010年4月号)
1曲目「Close To You」は説明不要の名曲で、じぶんにとっても大大大好きな曲です。しかもボーカルが細野さん。
「バカラック+ジムオルーク+細野晴臣」
豊かに鳴るピアノバッキング、緊張感を付け加えるリズム隊、これに細野さんの声が混じり合って絶妙な仕上がり。
中でも「Close To You~」と始まる終幕パートは叙情感たっぷりで思わず聞き惚れます。
ええ、この曲だけでこのアルバムを買った意味がありました。
と、逆に言うと
この最初の一曲で(自分が)盛り上がり過ぎて、他の曲があんまりピンときません。(笑)
他に印象に残ったのは、07.「Don’t Make Me Over/小坂忠」10.「Trains Boats And Planes/ジム・オルーク」でしょうか~
これは、全曲言えることなのですが、
さすが多彩な音楽性を持つジムオルークがアレンジしただけあって、どれも「単なるポップス」には仕上がってないんですよね。
表現として適切か分かりませんが、どの曲にも「狂気」が混じっている。
バカラックの曲を違う側面から見れたそんな感じがします。
で、なんとこのアルバムのライブが来週あるわけですよ。(「ジムオルークが細野、やくしまるらを迎えビルボードライブ」-ナタリー-)
もちろん、4/15のビルボード東京のライブに観に行きます。
いやー、楽しみで仕方がないよ!!
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