北アルプス縦走2019レポ①~計画編~

スポーツ(ラン以外)

さて今年の夏のしょとチャレ、どうするか?

2016年から夏の大型連休を利用してやってきたしょとチャレシリーズ。

日本海から富士山山頂に到達!(2018年)

2016 北アルプス縦走(魚津海岸→上高地)[80km]→3泊4日で完遂。
2017 中央・南アルプス縦走(岡谷駅→大浜海岸)[280km]→南アルプスにて台風直撃により途中で中止。
2018 日本海to富士山(親不知→三津海岸)[420km]→トラブルによりルート変更がありつつ6泊7日で完遂。

経験値、実力があがるとともに計画する内容も年々スケールアップしてきました。
では、今年は2018年以上のボリュームのことをするのか?

2019年の年明け頃に薄っすら考えていた段階では、するつもりでしたw

具体的には、魚津(日本海)から沼津(太平洋)まで北~南アルプス縦走で繋がて、Sea To Seaを考えていました。この考えが変わったのは、2019年5月に参加した川の道フットレース(514km)からです。

514kmを走った後、約2ヶ月に渡って調子がおかしくなりました。
内臓面、筋肉面の両方で疲労が抜けるのに時間がかかり、またレース中になった象足(足を酷使しすぎて腫れる)が一向に治らない。。

去年の日本海to富士山(約380km)の後も苦労したのですが、
約400km以上のものをすると、とにかくリカバリーに時間がかかってしまう。

本来であれば、秋頃のレースに向けてさらに練習を重ねたいタイミングなのにできない。
そのストレスをすごく感じまして、悩んだ結果、今年の夏のしょとチャレは距離200km以下に絞ることにしました。

雲ノ平に行きたかった

ただ距離は短くなったとしても、ワクワクするような計画にしたいのは変わらないのでどこに行きたいか考えていたところ、一番行きたいなーと思っていた場所が北アルプス最深部の雲ノ平でした。

雲ノ平山荘 - 天上の庭、雲ノ平
北アルプスの最奥部、標高2600m付近に忽然と広がる平原、雲ノ平。柔らかな起伏を描く草原に点在する池塘、リズミカルに配置された火山岩、岩陰から青黒い枝葉をのぞかせるハイマツ、まるで整然と手入れされた日本庭園のような情景が歩みを進める毎に展開される。雲ノ平山荘の開設時期は7月上旬から10月上旬で、収容人数70名の北アルプ...

雲ノ平に行くことが決まると、
あとはそれに繋げてどう行くかを考えるだけです。

去年は親不知からスタートだったから、
今回は(3年ぶりに)魚津海岸から剱岳に登ろう。

雲ノ平から読売新道通って奥黒部、
そこから裏銀座で戻ったら面白そうだな。

槍ヶ岳から、穂高連峰は登ったことがない。
せっかくだから大キレットを通って、涸沢に降りよう

涸沢から表銀座に北上して、
有明山も登れば、北アルプスをかなり満喫できるぞ!

と、トントン拍子におおよそのルートを決まっていきました!

前提に決めた3つのルール

また縦走計画をするにあたっての3つの前提も決めました。

基本的に行動食は自前で用意した分。食事は小屋を利用する。

→もともとあまり小屋での補給をしない傾向にあり、3泊4日くらいであれば無補給で準備をしています。ただ今回は一度入山してから6日間山にこもることになり、ザックは25Lと積載量に限界があるため、食事に関しては小屋で積極的に利用させてもらおうと決めました。

宿泊地のテント場(キャンプ場)には遅くても16時頃までに到着する行動計画にする。

→昼夜を問わず進み続ける縦走大会などに参加していると感覚が麻痺しそうになりますが、テント場での幕営は日落ち前に申込/設営まで完了するのがテント泊のマナーです。非常識な行為で悪目立ちするわけにもいかないので、遅くても16時頃には到着している行動計画にしました。

山歩きを思いっきり楽しむ。

→レースではないので、のんびりするときはがっつしのんびりする。

ルートにこの前提を落とし込んで、タイムスケジュールを作成。

結果、こんな感じになりました。

決まった北アルプス縦走ルート

北アルプス満喫コース(5泊6日)

[1日目] 40.9km
魚津ミラージュランド~馬場島~剱岳~剱御前小舎~雷鳥沢ヒュッテ

[2日目] 31.8km
雷鳥沢ヒュッテ~立山~五色ケ原山荘~スゴ乗越~薬師岳~太郎平小屋~雲ノ平キャンプ場

[3日目] 26.2km
雲ノ平キャンプ場~水晶岳~奥黒部ヒュッテ~船窪乗越~船窪小屋~船窪キャンプ場

[4日目] 26.8km
船窪キャンプ場~烏帽子岳~野口五郎岳~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋

[5日目] 25.2km
双六小屋~槍ヶ岳~北穂高岳~涸沢ヒュッテ~横尾~常念岳~常念小屋

[6日目] 29.5km
常念小屋~大天荘~燕山荘~燕岳登山口~有明山~有明山登山口~有明駅

[TOTAL] 180.4km

1日平均としては30km。
遅くても16時にはテン場着くようにスケジュールを設定。

初めて実施すること

今までやってきたやつに比べると、時間的には余裕があります。
ただ今までとは違う初の試み(チャレンジ)としては、
ほぼ6日間、下山なしの縦走は初めてです。

今までしょとチャレは、総距離こそ長いわけですが、
山パートだけでいえば、長くても3日で一度下山して、
コンビニで食料の調達、すき家でバカ食いなどができる街中パートを経て、
次の山域に移動していました。

下山からの再補給が前提ではない6日間の山行。
当然、補給食/装備とかもちょっと変わってきてます。

これだけで、ワクワクがいっぱいです。

北アルプス縦走2019レポ②~計画補足~につづく、、、

しょとチャレ/北アルプス縦走2019/レポート記事

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