著者:辰濃 和男
著者の考える文章をみがくための考え方などが先人達の名言を引用しながら、テンポよくまとめられています。
読んだ上で、自分なりに要約すると
「文章をみがく事は、生き方を磨くことである」
こういう事かな?(解釈が間違ってたら申し訳ない)
個人的には、まさにそうだなと思います。
テクニック的なことはほとんど書かれていません。
どんなにテクニックが優れていようとも、中身が伴わなければすぐにボロがでてしまう。
これは、文章だけのことではなく、
音楽にも当てはまることです。
魂がのっていなければ、どんなに良い曲でも誰の心にも響きません。
たまたま手に取ったのですが、色々考えさせてもらえる良本です。
自分ももっといい文章が書けるように精進していきたいですね。
それにしても、
最近のアルファベットを使用した略語は全然分かりません。
原型がまったくありませんし、想像を超えています。
アレンジは、日本人の得意技です。
だけども、日本語の良さはどこにいったのだろう。
[LINK]
・岩波新書 「文章のみがき方」
・「文章のみがき方」の感想 (in 紙屋研究所)