北アルプス縦走2019レポ⑦~3日目(雲ノ平→船窪小屋)~

ファストパッキング

起床したらとりあえずお湯を沸かす。

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朝ごはん(菓子パン)を食べつつ、暖かいコーヒーを飲むと体も温まり、動くモードに徐々に移行ができる。

メガネ紛失により予定よりも遅く少し明るくなってから3日目をスタートする。

雲ノ平キャンプ場~水晶岳

雲ノ平キャンプ場からスイス庭園まで上がるとしばらくは平坦な木道歩きが続く、
裸眼で暗い道を歩くことに不安があったが思った以上に問題無さそうな感じだった。

祖母岳へ
祖母岳へ

途中、ヘッドライトの光が見える。自分と同じように雲ノ平キャンプ場で幕営していた人もぼちぼち動き始めてる時間になっているようだった。
もうすぐ夜明けである。

祖母岳からのご来光

祖母岳山頂にてご来光となった。
今日も天気は良好。いい山歩きが期待できそうである。
スタートが予定よりも遅れている事もあり先を進む。

水晶小屋には5時半頃に到着!(予定より2時間遅れ)

期待してなかったが既に売店が開いていたので、
ジュース(ネクター)を購入して軽く小休憩。
ネクターって普段だとなかなか呑まないので、登山ならではかもしれないw

水晶岳山頂

時間帯としては小屋泊された方以外はいない感じなので、
ほぼ1人で静かな稜線歩きをすることができた。水晶岳山頂に到着!

とにかく景色がいい。どこ見ても北アルプスの山脈が望める。
撤退も考えていたけれど本当に来て良かったとこの時点で思った。

水晶岳〜奥黒部ヒュッテ

赤牛岳へ続く

この稜線歩きは本当に気持ちが良く、スピードも自然と上がってしまった。
また赤牛岳のどっしりとした山容はとにかく素晴らしかった。

赤牛岳山頂

天気は最高だったがやや風が強い。
動いている分には気にならないが、立ち止まると寒いので写真を撮ったらすぐに動き始めた。ここからは読売新道の後半、基本下り基調である。

少し下りたところから

しばらく下りていくと樹林帯に入る。
この道でとにかく驚いたのは、こんなに山深いところなのにかかわらず、山道がしっかりしているところだ。
整備するのに何年かかったのだろう?
整備された方の想いなどを馳せる。情熱がないと出来ることではないと思う。
感謝しかない。

中間くらいまで下がってくると、ポツポツ逆に赤牛岳に登ってくるハイカーの方とすれ違うようになった。
そのうち、1人の男性ハイカーの人に話しかけられる。

どうやら前日、水晶岳から奥黒部ヒュッテに宿泊し、本来であれば針ノ木方面に縦走する予定だったが体調が悪いので水晶小屋の方へ逆戻りするという。
小屋の方に伝え忘れたので、言付けをお願いされた。

なんと勝手なwと思わなくもなかったものの、トラブルがあった際、こういう情報は大事だなとも思ったので伝えることにした。

こんな山奥に立派な小屋があって驚いた

奥黒部ヒュッテに到着。下り基調だったこともあり、この時点で予定より遅れていた分1時間を取り戻す。

ちょうど小屋では掃除中だったようで、入り口に人が見当たらなかったけども、
言づてを頼まれていたので大声で呼びかけたら小屋のスタッフの方がでてきた。
すれ違ったハイカーの事を伝えて、ついでにこの先の山道状況も確認する。

特に問題無さそうだったのでホッとした。

ここからはしばらく平坦ルートになるので遅れていた時間を取り戻そうとスピードを上げた。

奥黒部ヒュッテ〜船窪小屋

途中はアスレチック
雨の日は滑りやすそう

黒部湖沿いをひたすら進む。
途中、木製のはしごを何カ所か登ったり下ったりする。
変に舐めていると滑ったりするのでこういうところでは気を抜かないw

平の渡し場

奥黒部ヒュッテからはほぼ他のハイカーには会わなかった。
逆に合わなすぎて獣と遭遇しないか不安なくらいだったw

針ノ木谷古道からは一気に登山道らしい山道へ。

水がほんとキレイ

渡涉は7〜8回あったと思う。
置き石に足を乗せて極力濡れないように渡るが、絶対川に足入れないと渡れないところもでてきて、途中からは率先してズボズボ足を川に入れて歩いた。

船窪分岐

歩きづらい道が続くものの、快調に歩いて船窪分岐へ。
ここからは登り基調となるが、今日のゴールはもうすぐ。

登りもガンガン登る。

船窪乗越

船窪乗越に13時到着!予定では14時着だったので、ここまでで予定時間よりも速くまくことができた。

船窪小屋に到着

船窪乗越から40分ほどで船窪小屋に到着!
いやー、今日のほぼゴール。
行動食以外は食べてなかったので、ここでカップラーメンを注文。

カップラーメンもコーラも美味い!!
あっという間に食して、テント泊の申込みを済ます。

ほぼゴールなのでまったりしていると、明らかに同類の人かな?という方に話しかけられる。
どうやらこの方は親不知からここまで縦走してきているそう。
やっぱりロングハイカーだったww

さらに話すとどうやら自分の事をとある人から聞いたことあったらしく、
世間せまっ!と思った。

「今日はこれから烏帽子小屋まで行くんですけど一緒にどうですか?」と誘われる。

「いえ、今日はここでテン泊予定でスケジュール組んでるんで大丈夫っす」と即答しw、途中まで見送って自分は船窪キャンプ場へ

とても親切にしていただきました

船窪キャンプ場、、水場が…

10分ほど歩いてキャンプ場へ。

夜から天気があまり良くない予報だったからかそこまでテントは多くなったので、明日の早朝すぐ移動が出来る場所に設営。

水場で水を補給に行く。

ここを下りていく

ここの水場はちょっと怖いです。滑ったら谷底に落ちます。

水を補給してからは、明日すぐ撤収できるように準備をして、
あとは久しぶりにネットも繋がったので、Twitterなどで時間を潰す。

なんだかんだ予定よりもはやく着いたのでまったりすることができた。

夕方からは雨が降り始める。だらだらしているうちに寝落ちしていた。。

3日目の工程

雲ノ平キャンプ場→水晶岳→赤牛岳→奥黒部ヒュッテ→船窪小屋→船窪キャンプ場

距離:26.2km
獲得標高:↑2,161m/↓2,322m

しょとチャレ/北アルプス縦走2019/レポート記事

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